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2024/6/21

【LIB】TOPPANホールディングスと東洋製罐、スウェーデンに製造販売会社を設立し外装材の供給体制強化。需要が高まる電気自動車市場に対応

 TOPPANホールディングス東洋製罐は、スウェーデンにおける車載用二次電池向け外装材の製造販売を行う合弁会社設立に関する基本合意書を締結する。これにより、合弁会社によるリチウムイオン二次電池(LIB)用外装材の製造を2026年度以降に開始することを目指す。

供給するリチウムイオン二次電池用外装材のイメージ

 これまでTOPPANホールディングスと東洋製罐は、合弁会社であるT&Tエナテクノを2011年に設立。日本国内においてスマートフォンや電気自動車( EV)向けのLIB用外装材の製造を行ってきた。
 近年、カーボンニュートラルの実現に向けて、世界各国ではEVの販売が拡大しており、特にEUでは2035年には新車すべてをゼロエミッション化するCO2削減目標を掲げEV化を進めている。そのため、欧州の自動車メーカーにおけるLIB外装材では角型外装缶の需要が高まっているが、輸送効率の観点から、需要地域の近くで生産することが求められる。
 このような中でTOPPANホールディングスと東洋製罐は、両社におけるLIB外装材の供給体制を強化するため、2024年8月に、スウェーデンでの合弁会社設立に関する基本合意書を締結する。合弁会社の設立は2025年1月の予定。資本構成は東洋製罐51%、TOPPANホールディングス49%で、総投資金額は約110億円(予定)。

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