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2026/2/27
【懸賞金活用型プログラム】脳波由来信号を活用した新市場の開拓に挑む「NEDO Challenge, Exploring Neurotech New Markets」の公募開始

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と経済産業省は、“NEDO Challenge”「NEDO懸賞金活用型プログラム」の新たなテーマとして「NEDO Challenge, Exploring Neurotech New Markets」の公募を2026年2月27日から開始した。
「NEDO Challenge, Exploring Neurotech New Markets」事業では、脳由来信号を活用した「パフォーマンス最適化」と「コミュニケーション革新」の2つのテーマで広く成果を募集し、従来にない価値創出を期待する。この事業を通じて、新しい価値領域の創出やコミュニティの形成など、ニューロテック市場のさらなる拡大を目指す。
NEDO Challengeの概要
NEDOは、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式による懸賞金型の研究開発方式※1を通じて募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘することで、共同研究などの機会創出、シーズの実用化、事業化の促進を狙うプログラムを2023年度から実施している。
「NEDO Challenge, Exploring Neurotech New Markets」事業の公募について
(1)概要
脳波由来信号の活用を含むニューロテック市場は未成熟であり、価値あるユースケースや利用例が十分に見えていないのが現状。
この事業では、脳由来信号を活用した「パフォーマンス最適化」および「コミュニケーションの革新」の2テーマを設定し、懸賞金活用型のコンテストを実施する。同時に設立されるコミュニティも活用し、多様な人材の集合知を募り、非侵襲※2での脳由来信号の計測および解析技術の向上・応用探索を通じて、ニューロテック市場を拡大し、将来の日本の国際競争力強化につながる基盤の確立を目指す。
事業では、2段階の審査を行います。まず、応募確認後、書面による予選審査を実施し、本選参加者を選定。本選では、書面およびデモ動画による審査とプレゼン審査を行う。審査結果に基づき応募テーマごとに1位から3位の順位を決め、賞金を交付する。
(2)公募の詳細
募集テーマは以下の2テーマを設定している。
<テーマ1:脳由来信号を活用したパフォーマンス最適化ソリューション開発>
脳由来信号の活用は、現状十分とは言えない状況にあり、特に仕事や余暇など日常生活の質の改善や充実をもたらす技術が求められている。このような状況に対し、社会における多様な活動場面における、個人およびチームのパフォーマンスを最適化する技術の開発を募集する。成果として、ゼロだったものをプラスにする、あるいはマイナスだったものをゼロにするような、付加価値の向上やコストの削減を期待する。
<テーマ2:脳由来信号を活用したコミュニケーション革新ソリューション開発>
言語や文化の違い、発話困難といった意思や状態が伝わりにくい場面に加え、ロボットやAIとの協働も広がりを見せていることから、これらに対応するべく新たなコミュニケーションの手段が求められている。そこで、脳由来信号により内的状態を補足することで実現するような、多様な環境で多様な相手と意思疎通や相互理解を最適化する新しい表現および支援技術の開発を募集する。成果として、感情の認識・可視化や、非言語での意思伝達システムなどの実現が期待される。
懸賞金額は1位3500万円、2位1500万円、3位1000万円(総額1億2000万円。テーマ1、テーマ2それぞれの受賞者に交付する)。また、特定の項目に秀でた応募者がいた場合、総額1000万円程度の特別賞を授与する予定。
今後の予定
・公募:2026年2月27日(金)~6月30日(火)
・説明会:2026年3月19日(木)
・受賞者決定、表彰式:2027年2月
・懸賞金交付:2027年3月
※1 懸賞金型の研究開発方式
諸外国では、政府や財団が研究開発の目標を掲げて多数の応募者を募り、さまざまなアイデアやアプローチをコンテスト形式により競わせ、開発期間を終えた段階などで、目標水準以上の成果を上げた者のうち上位数者に対して懸賞金を支払う仕組みを採用している。日本では、同方式の実施例はまだ多くないが、懸賞金は民法に定められており、本プログラムでも民法に基づき懸賞金を交付する。
※2 非侵襲
医療・研究において、皮膚の切断、注射針の刺入、器具の体内挿入などを行わず、身体を傷つけず負担をかけない検査や治療、生体情報を計測する手法のこと。
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