アーカイブ情報

2024/12/9

【NEDO Challenge】「Li-ion Battery 2025 発火を防ぎ、都市鉱山を目指せ!」、2025年1月22日に最終選考会・表彰式開催

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、“NEDO Challenge”懸賞金活用型プログラムの「第2弾 リチウムイオン蓄電池の回収システムに関する研究開発『NEDO Challenge:Li-ion Battery 2025 発火を防ぎ、都市鉱山を目指せ!』」について、2025年1月22日13時~18時30分まで、「ベルサール神田」において、オンライン配信併用で、最終選考会および表彰式を開催する。
 当日は、マシンガンズの滝沢秀一さんによる講演も予定されている。
 「リチウムイオン蓄電池の回収システムに関する研究開発『NEDO Challenge:Li-ion Battery 2025 発火を防ぎ、都市鉱山を目指せ!』」は、リチウムイオン蓄電池(LiB)が回収物に混入することで引き起こされる廃棄物処理・リサイクル現場などでの火災・事故などの課題に対し、処理工程における安全性を高めつつも作業の円滑化に資する取り組みに対して懸賞金を供するコンテスト。
 テーマは2つ。テーマ1は「LiBの検出装置(ポータブル型・設置型)」で、誤ったごみ区分に混入(主に不燃ごみ、容器包装プラスチックごみへの混入が多い)したLiB、LiBが使用された小型製品を処理工程に入る前に検知する装置で、検知によりLiBの発煙・発火を防ぎ、資源物として選別することを可能にするもので、具体的な技術開発テーマ例としては、「LiBが使用された製品のポータブルな検知装置で、廃棄物の収集運搬車両(パッカー車両)に装備するもの」「LiBが使用された製品の検知装置で、廃棄物処理・リサイクル施設の処理工程に設置するもの」で、4月10日~6月10日の応募期間中に応募のあったものから、6月26日に実施した1次審査で7件に絞り込まれた。
 テーマ2は「LiBの発火危険性の回避・無効化装置」で、LiBの回収・運搬・処理工程での発火危険性を回避・無効化するための装置で、発火能力を低下させた状態のLiBのみを選択的に受け入れる、あるいは、発火能力の有無にかかわらず回収したLiBを放電、電解液除去等により発火能力を無効化し、安全なリサイクル資源とするというもので、具体的な技術開発テーマ例としては、「家電量販店等でLiBを回収する際、放電済みLiBのみを選択して受け入れる、その他の方法により、LiBの安全な回収を実現する装置」「廃棄物処理・リサイクル施設の処理工程で、回収したLiBを放電、電解液除去、その他の方法により、発火能力を失わせる装置」「家電量販店等で一般の方から回収したLiBを放電、電解液除去、その他の方法により、発火能力を失わせる装置」で、1次審査で5件に絞り込まれている。

カテゴリー
コンバーティングニュース
注目

PAGE TOP