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2024/10/23
【Packaging】「コカ・コーラ」の100%リサイクルPETボトル、第48回木下賞「改善合理化部門」賞受賞
日本コカ・コーラは、日本包装技術協会の「第48回木下賞」において、100%リサイクルPETボトルを使用する「コカ・コーラ」(500ml)での国内最軽量※を実現した容器軽量化が評価され、このたび「改善合理化部門」賞を受賞した。コカ・コーラ社は、東洋製罐と協働して、「高延伸・底部軽量化」の技術を採用している。この技術には8年の期間を要し、専用プリフォームと成形条件の最適化により容器底部を中心とした軽量化を実現した。これにより、従来のPETボトル樹脂使用量を9%削減し、23gから21gへの軽量化に成功している。さらに、100%リサイクルPETを使用した際にも問題なく製造できるよう、更なる容器底部形状および成形条件の最適化を行っている。
軽量化された同製品は、2023年2月より関東エリアから順次導入されている。
※東洋製罐調べ。
「コカ・コーラ」を象徴するコンツアーボトル(胴部がくびれたボトル)は、1915年、『暗闇で触っても地面で砕け散っていても、「コカ・コーラ」のボトルだと分かるもの』をコンセプトに開発された。独創的な形状のボトルは、アートやデザイン、ポップカルチャーに大きな影響を与え、100年以上が経つ現在にも継承されている。
2021年以降は、一部の対象製品において100%リサイクルPETボトルの導入や、ラベルレスボトル採用と、その伝統にサスティナビリティーの要素を加え、たゆまぬ進化を続けている。
引き続き、コカ・コーラ システムは、コカ・コーラ社製品の品質を保ち、内容物の保護や消費者にとって扱いやすい容器としての性能を維持向上しつつ、使用する資源量の削減に取り組む。
■木下賞について
木下賞は、日本包装技術協会第二代会長 故 木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して創設された表彰事業。本賞は、1977年より毎年その年度において
1.包装の研究・開発に顕著な業績をあげたもの
2.包装の改善・合理化に顕著な業績をあげたもの
3.包装の新規分野創出に顕著な業績をあげたもの
に対して授与され、賞状および副賞が贈られる。
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