アーカイブ情報
2025/2/8
【Packaging】三菱ケミカルグループの植物由来バイオエンプラ「DURABIO」、第一三共の注射剤バイアルの破瓶防止包装に採用
三菱ケミカルグループの植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO™(デュラビオ™)」が、第一三共の注射剤バイアルの破瓶防止包装(カップ)に採用され、2024年11月から同包装品の出荷が開始された。DURABIO™が医薬品包装材料に採用されるのは今回が初めてであり、今後も第一三共のその他破瓶防止包装を採用している製品に順次展開される予定。
DURABIO™は、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンジニアリングプラスチックで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる素材。耐衝撃性、耐傷付き性、透明性、発色性に優れ、自動車をはじめとしたモビリティの内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野へ展開が進められている。
第一三共は、使用実態に即した適正包装の推進やプラスチック使用量の削減などの環境負荷低減に取り組んでおり、DURABIO™が植物由来でありながら、視認性の確保のための透明性、瓶を保護するための耐衝撃性といった優れた特性を持つことが評価され、今回の採用に至った。
- カテゴリー
- コンバーティングニュース

