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2024/1/31

【Packaging】京セラドキュメントソリューションズ、カラーA4プリンターの製品包装がWORLDSTAR 2024受賞

 京セラドキュメントソリューションズは、World Packaging Organisation※1が主催するWORLDSTAR GLOBAL PACKAGING AWARDS※2において、カラーA4プリンターの製品包装が「WORLDSTAR 2024」を受賞したことを明らかにした。同コンテストは世界の包装分野における最大のもの。


※1 1968年9月6日、非営利の国際非政府組織として、日本包装技術協会を含む世界各国の包装指導者らによって東京で創立された。各国を代表する包装協会、地域包装連盟、個人、法人、貿易団体を含む他関連団体からなる国際連盟。
※2 World Packaging Organisationが1970年から主催している、国際的なパッケージ賞。
 京セラドキュメントソリューションズは、20年以上も前から長寿命で廃棄物が少ない複合機やプリンターを開発し、廃棄される消耗部品を極小に抑え、地球環境に優しい製品を供給してきた。包装材についても古紙をリサイクルして作られるパルプモールドや段ボールを主に使用することで「脱プラスチック」に向け環境に配慮した包装を目指してきた。
 同社で開発する複合機やプリンターの包装の緩衝材を、プラスチック発泡緩衝材から紙製緩衝材へ置き換えるため、紙製緩衝材の弱点であった繰り返し緩衝性(複数回の衝撃に対する緩衝性)の改善に取り組んできた。
 紙製緩衝材は発泡緩衝材と異なり復元力がないため、複数回の衝撃が加わることで緩衝性が落ちてしまう。そこで段ボール緩衝材内には支え形状を、パルプモールドには倒れ折れの発生しづらい形状を採用することで、繰返し緩衝性を向上させた。その結果、繰り返し緩衝性評価のため、4側面に対して5回連続で落下させる試験で衝撃値を最大61%軽減させ紙製包装の採用を実現した。

パルプモールド 倒れ折れしづらい形状
落下時に重なるように潰れることで緩衝性を向上させている
段ボール 支え形状
緩衝材を支える形状で倒れ折れを抑制している


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