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2024/7/11

【Packaging】生活クラブ生協連合会、お米の包材の“素材”と“厚み”変更で年間約2トンのプラ削減

 生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、共同購入で取り扱う米の包材の一部を2024年7月以降順次変更し、脱プラスチックを推する
 現行品は厚みが80ミクロンのポリ袋を使用しているが、新規品の厚みは70ミクロンと、10ミクロンの減少になる。また、現行包材の厚みを薄くすると柔らかくなり破袋等の懸念があるため、現行品(NP-G2)より少し硬い素材の「e-PE」を新たに採用した。そのため、厚みを薄くしても強度を維持することができる。
 2023年度の受注実績に基づいて算出すると、プラ削減率は12.5%となり、年間で約2トンのプラスチック削減になる。また、今回採用した素材「e-PE」は、生活クラブが独自に使用不可と定める酸化防止剤などの添加剤が使用されていないことを、包材メーカーと確認済み。プラスチックの使用量を減らすだけでなく、素材自体の安全性にも配慮している。

 今回の包材変更は「庄内遊YOU米」「那須山麓米」「上伊那アルプス米」「みちのく加美米 ささゆた香」の共同開発米などが対象となり、提携生産者の一部工場での製造品のみとなるが、今後も実証試験を行いながら切替えを進め、環境負荷を減らし、サステイナブルな未来の実現を目指す。

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