アーカイブ情報

2026/2/6

【Packaging】TOPPAN、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートを活用したレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージがニップンの「オーマイ 2人前 パスタソース」に採用

 TOPPANは、2024年10月に水性フレキソ印刷※1とノンソルベントラミネート※2による、環境に配慮したレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージ(以下 本パウチ)を開発し、食品業界を中心に提供している。
 この度、同パウチがニップンの「オーマイ 2人前 パスタソース」6テイストに採用され、2026年3月2日より全国で発売を開始する。一般的なアルミ仕様パウチ(グラビア印刷、ドライラミネーション)から同パウチに切り替えることで、脱アルミ化と電子レンジ対応を実現する。一般的なアルミ仕様パウチと比較してパッケージ製造時のCO2排出量を約21%※3削減する。
 なお、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートを活用したレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージの製品が、市場に提供されるのは国内初。

「オーマイ 2人前 パスタソース」6テイスト

採用の背景
 近年、環境配慮や省資源化推進における世界的な機運の高まりを受け、環境負荷を低減したパッケージに注目が集まっている。さらに食品業界においては、簡便調理ニーズや食品ロスの削減要請などを背景に、電子レンジ対応パッケージの需要が大きく伸びている。
 そこでTOPPANは2024年10月、環境に配慮したレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージを開発し、食品業界を中心に提供を開始した。同パウチは、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートの活用により、揮発性有機化合物(VOC)の排出量を削減するとともに、製造時のCO2排出量を削減し、環境負荷の低減に貢献する。
 今回、ニップンが「オーマイ 2人前 パスタソース」のリニューアルを検討する中で、環境に配慮した同パウチに着目し採用に至った。TOPPANは採用に当たり、パスタソースに対するレンジアップ時の耐性を考慮し仕様を工夫することで、同パウチによる国内初の製品化を実現した。
 環境に配慮したレトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージの特長は次の通り。
(1)水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートによりCO2排出量を低減
 有機溶剤をほとんど含まない水性インキを用いる水性フレキソ印刷と、有機溶剤を一切使用しないノンソルベントラミネートを組み合わせることで、VOCの排出量を削減し、CO2排出量の低減が可能。
(2)電子レンジ対応が可能
 世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルム「GL BARRIER※4」を使用することで脱アルミ化を実現しながら、アルミ箔に匹敵するバリア性を保つことが可能。
 また、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートは、これまでどちらも軽包装用途以外の展開が難しい加工方式であったが、TOPPANが独自に開発した材料・印刷加工技術により、レトルト殺菌処理が行われる電子レンジ対応パッケージにも展開することが可能になった。

「オーマイ 2人前 パスタソース」に関して
 ニップンは「オーマイ 2人前 パスタソース」6テイストの中身とパッケージを新たにし、2026年3月2日より発売する。中身は大人から子どもまで家族みんなで楽しめる王道のおいしさを目指して味づくりを重ね、パッケージは環境に配慮した同パウチを採用した。

今後の目標
 TOPPANは食品業界を中心に本パウチの提供を進め、2027年には関連受注を含めて30億円の売り上げを目指す。今後、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートの組み合わせパッケージを、トイレタリーの液体用途などにも活用の幅を拡げ、環境に配慮したパッケージ生産のスタンダードな方式の1つとし、持続可能な社会に貢献していく。
※1 水性フレキソ印刷
 水性インキを使用し安全性と環境に配慮した印刷方法です。水性インキは有機溶剤の使用を抑え、CO2の排出量を削減するとともに、揮発性有機化合物(VOC)排出量も低減する。
※2 ノンソルベントラミネート
 有機溶剤を使わないラミネート方式。有機溶剤を使用しないため、CO2の排出量を削減するとともに、揮発性有機化合物(VOC)排出量も低減する。
※3 TOPPANによる、一般的なアルミ仕様パウチと本パウチの比較算出。CO2排出量の算定範囲はパッケージに関わる1.原料の調達・製造、2.製造、3.輸送、4.リサイクル・廃棄。
※4 GL BARRIER
 「GL BARRIER」はTOPPANが開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称。独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮する。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されている。

カテゴリー
コンバーティングニュース
注目

PAGE TOP