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2026/1/28
【page2026】プロスパー クリエイティブ、色見本と印刷物の絵柄での数値色合わせを自動化した「ピタット・カラー」展示
印刷物の数値色管理システム開発のプロスパー クリエイティブは、印刷物の絵柄の色を、世界基準の色数値で色見本通りに自動で色合わせする「ピタット・カラー」を開発した。印刷会社、出版社、企業の広告・パッケージの印刷発注管理者等で色修正の飛躍的な生産性向上のために活用できる。
色合わせしたい色見本と印刷物等を推奨のスキャナで入力した2つの画像の同一箇所の画素群を、人が眼で見た色空間のL*a*b*値でAI活用し色分析。数秒で色比較して、印刷出力用の各CMYK版の補正トーンカーブ生成とCMYK画像データの色修正までを自動で行う。
「ピタット・カラー」は、専用PCと専用ソフト(WindowsOS版)と独自の高精度色管理用5000色チャート、および推奨スキャナとモニタの組み合わせで構成されている。
これまでの課題と状況
これまで、色合わせの方法はICC(カラーマネージメントの標準化団体)カラーチャートや印刷画像を使用したプロファイル(異なる機器間でも色の一貫性を保つファイル)での補正方法があったが、絵柄画像を画素レベルで数値色比較ができず、色修正の大きな課題となっていた。
印刷物とWebの需要の2分化が進む中、印刷業界もオフセット印刷だけでなく、小ロット印刷物は業務用デジタル印刷での対応が進み、大幅な生産性の向上が求められている。また技術者不足もあり、これまで技術者が行っている色修正作業負担の低減化も大きな課題となっている。
課題解決手段
こうした技術と時間を要する色修正作業を改善するため、プロスパークリエイティブでは、あらかじめインキや用紙等の印刷条件ごとの独自の5000色チャートによるプロファイル管理をしておくことで、実運用では色修正担当者が、顧客から提供された色見本と色比較する印刷物を、高精度のスキャナで入力するだけで、2つの画像データを画素レベルでの色数値比較と、色見本の色に合わせて色修正したい印刷画像の各CMYKトーンカーブを瞬時に自動修正する世界初のシステムを開発した。
さらに、「ピタット・カラー」で色修正した各CMYK補正トーンカーブを用い、デジタル印刷機やオフセット印刷版用にデータを生成するRIP装置でトーンカーブ補正を行い、印刷の絵柄全体を色見本通りに色再現できることを可能にした。
技術概要
「ピタット・カラー」は、世界基準の眼での色感覚を数値化した色空間であるLab*値やΔE(色差値)を使用し、誰でも簡便に色修正できるようにAIによる自動化を実現した。色修正結果を◎〇△×表示することで、使用者は色修正の技術がなくても許容値内か許容値外かを瞬時に判定できる。また色修正後のCMYK画像を生成するだけでなく、各種デジタル印刷機や印刷用の製版を行うCTPレコーダーのトーンカーブの補正ファイルを書き出す選択も可能とし、印刷物を全体的に色修正したい場合にも対応する。
こうした新技術により「ピタット・カラー」は、顧客からの色見本と印刷物の忠実な色合わせを比較測色とAI色分析処理を自動化し、誰にでも短時間での色修正の実施を可能にした。


主な顧客
色修正を自動化したいオフセット印刷機やデジタル印刷機を活用する印刷会社が主要顧客となる。製版部門においてはグラビア印刷やフレキソ印刷の製版部門でも活用が可能。また、出版社や編集会社などでも、色修正写真などが多い業務での活用に適している。
導入効果
「ピタット・カラー」は、色修正における数値評価の自動化により、特定の色修正技能を持たなくとも使用できる。色校正作業や、写真等の色修正の作業と時間を大幅に短縮する。
同社試算では、従来色修正に要する時間は1件当たり30分から2時間程度だが、「ピタット・カラー」使用により、スキャナ入力と色修正時間を合わせても、2~3分程度で一度の色修正が完了する。また、さらに再色修正処理をした場合を含めても10分以内で終了し、現状と比べ少なくとも300%以上の効率化を実現し、生産性の劇的な向上が可能となっている。特にカタログなどの商業印刷物や、雑誌等の頁物印刷の自動色修正に最適で、色修正が多い現場での飛躍的な生産性の向上が実現できる。
デザイン部門ではA3判の活用が基本だが、デジタル印刷機用およびオフセット印刷の版出力用にA2・A1判を用意。また今後オフセット印刷でのインキ濃度変換オプションも開発予定。
「ピタット・カラー」は、2026年2月18日から開催される「page2026」(池袋サンシャインシティ・文化会館)に出展し発表する。発売開始は2026年3月を予定している。
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