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2024/10/21

【PCD】三菱ケミカルグループ、「BENEBiOL」の高バイオマスグレードを提供開始

 三菱ケミカルグループは、植物由来のポリカーボネートジオール(PCD)「BENEBiOL™(ベネビオール™)」について、バイオマス比率を高めたグレードの提供を 10 月より開始した。同グレードは、2024 年 10 月 29 日から 31 日に幕張メッセで開催される「第 4 回 サステナブル マテリアル展」にてパネル展示を行う。


 BENEBiOL™は、世界に先駆けて同社グループが開発した植物由来のPCDで、主にポリウレタン樹脂の主原料として使用されている。バイオマス成分を使用することで、従来の石油由来の製品に比べ、柔軟性と耐薬品性の両立、耐汚染性、特徴的な触感などの優れた機能をポリウレタン樹脂に付与でき、自動車、家具、アウトドア用品向けの塗料・コーティング剤、合成皮革、人工皮革などに採用されている。


 BENEBiOL™の既存グレードのバイオベース度は 20~50%が中心であったが、今回の HSS および NLDS グレードでは 80%以上を達成した。また、石油由来であった一部のグレードでバイオマス化を実現し(NLS グレード)、BENEBiOL™の全てでバイオグレードの提供が可能となった。これにより高品質な機能はそのままに、植物由来原料への転換を進めることで、顧客のサステナブルなものづくりにより貢献する。



BENEBiOL™ 製品紹介
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/basicmat/tech/1215523_9342.html

 

参考:「第 4 回 サステナブル マテリアル展(東京展)出展のお知らせ」
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/cmd/expo/1216539_8147.html

 

※ 三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称

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