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2026/3/23
【PETボトルプリフォーム】住友重機械工業、中規模生産に対応する新型射出成形機「SP300」を発売
住友重機械工業は、PETボトルの“もと”となるプリフォーム(※1)の中規模生産に対応する射出成形機「SP300、以下「新製品」」を、2026年3月19日から販売開始した。
販売中の「SE‑EV‑S‑HD PET仕様」と「SP500E」に加え、新たに新製品をラインナップに加えることで、顧客の用途や生産規模に応じた、最適な設備提案が可能になる。

■PETボトルプリフォーム成形機 ラインナップ一覧
| 機種名 | 型締力 | 仕様 | 取り数 (1ショットで成形できる個数) |
| SE-EV-S-HD PET仕様 | 2,800kN〜3,150kN | インラインスクリュ式(※2) | 24~48個取り |
| SP300(新製品) | 3,000kN | スクリュプリプラ式(※3) | 48~72個取り |
| SP500E | 5,000kN | スクリュプリプラ式 | 96~144個取り |
■新製品の特長
①実績のある成形安定性
精密成形を得意とする当社主力機種「SE-EV-S」の機構を継承し、より生産性の高いPETボトルプリフォーム成形機「SP500E」と同一のスクリュを採用することで、安定した成形を実現する。
~安定成形を支える技術~
●ダブルセンタープレスプラテン
当社の独自技術により、型締力を中央から金型全体に均一に伝える構造を実現。金型の中央部に発生しやすいバリなどの成形不良を抑え、多数個取り成形でも、安定した品質を得られる。
●PET専用スクリュ
ハイサイクル成形や混練不良解決のために開発したPET専用スクリュで、リサイクルPET樹脂でも新材と同じ条件で安定した成形ができる。
②省エネ効果を高める電動化
各種装置に電動方式を採用。無駄な消費電力の削減と高精度な動作を実現し、従来のハイブリッド機(※4)に比べて省エネ効果が見込める。
型締装置は、必要な動作だけにエネルギーを使う電動方式により、高い省エネ効果が期待できる。射出装置は、従来機のようにポンプを常時駆動させるのではなく、サーボモータ駆動ポンプによりアキュムレータへの蓄圧を必要なタイミングだけ行う制御とし、効率的な運転を実現している。油圧機やハイブリッド機でのサーボモータ駆動ポンプ方式の採用はSP300が初めてで、省エネをけん引する中核技術の1つとなっている。
③立上げから稼働後まで支えるシステム提案
国内製造の専用金型および専用取出機を組み合わせたシステム一括提案が可能。設備立上げに要する工数を抑え、スムーズな生産開始を実現する。また、稼働後も迅速な部品供給、サービス対応、技術相談を国内体制で提供し、安定した長期運用をサポートする。
●PET樹脂に最適化した専用金型「SP-Evoシリーズ」
ホットランナのマニホールド温度制御点数を増やした専用金型。長期連続運転時に起こりやすい局所的な高温化による炭化や重量ばらつきを抑制する。条件設定の幅が広がるため、多品種生産にも対応可能。
●スター精機と共同開発した専用取出機「PZ-2200」
水冷テイクオフプレートおよびプリフォーム内部冷却機能を搭載している。一般の成形では、金型内で成形品を冷やし固めてから取り出すが、この機構を用いることで、高温状態のまま成形品を取り出し、取出機内で冷却することができるため、成形サイクルの短縮を実現する。
(※1)PETボトルの原材料となる樹脂を、試験管状に成形した半製品。加熱して膨らませること(ブロー成形)で、最終的なPETボトルになる(図はイメージ)
(※2)可塑化・計量、射出動作を順番に行う方式。汎用的な射出成形機で広く用いられている
(※3)可塑化・計量動作と、射出動作を並行して行う方式。それぞれの動作が同時に行えるため、より大量生産に適している
(※4)油圧と電動駆動のハイブリッド方式
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