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2024/9/6
【PFAS対策】オキツモ、フッ素を含有しない ゴム用潤滑コーティングを発売
耐熱塗料を製造販売するオキツモは、PFAS対策が可能なゴム用潤滑コーティング「NTBX-139」を開発し、2024年8月下旬よりプロトタイプとして発売開始した。
■開発背景
主に欧州や米国におけるPFAS(有機フッ素化合物の総称)規制案などの影響により、フッ素を含有しない材料を求められる機会が増えている。滑り性を付与するため、フッ素の表面処理が選ばれることが多いゴム製品においても例外ではない。“フッ素以外の表面処理を検討したい”といったニーズに対応するため、フッ素を含有しないゴム用潤滑コーティング「NTBX-139」を開発した。
■商品の特長
商品名:ゴム用潤滑コーティング「NTBX-139」(プロトタイプ)
○フッ素コーティングのような優れた潤滑性・非粘着性
ゴム用潤滑コーティングは、フッ素に代わり主にシリコーンオイルを使用した潤滑性・非粘着性を特長とした塗料。
静摩擦係数:0.13~0.17
動摩擦係数:0.05~0.07
○食品衛生法に適合します
食品を加工する工場から炊飯器や水筒など、食に関係する様々な製品でゴムが使われている。
これらの製品に使用するゴムでも、安心して使用できる。
■商品概要
発売日 : 8月下旬
容量 : 10kg ※少量サンプル希望の場合は応相談
色調 : クリアー、黒、白
適用基材: NR、NBR、EPDM 等
URL : https://www.okitsumo.co.jp/about/prototype/g-silicon/
■シリコーンゴム用潤滑コーティングの開発(プロトタイプ)
一般的に難密着素材とされているシリコーンゴムにも密着することが可能な塗料「NTBX-268」をプロトタイプとして開発した。表面のタック性(触ったときのベタベタ感)を解決することにより固着を抑制する。
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