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2025/10/15

【Printer】 OKI、「調剤薬局の印刷業務における生産性の壁」に関する調査を実施

 OKIは、薬剤師・調剤事務を対象に、「調剤薬局の印刷業務における生産性の壁」に関する調査を実施した。

 調剤薬局では、限られた時間の中で大量の薬袋や薬剤情報提供書、領収書を正確に出力することが求められている。しかし、印刷にかかる時間や紙詰まり、消耗品切れ、用紙切れなど、日常的に発生する小さなトラブルが積み重なることが、現場の効率を左右しているのではないか。では、実際に調剤薬局では印刷業務をどの程度の負担と感じているのか。また、プリンターの故障やトラブルは、どの程度業務に影響を及ぼしているのか。そこで今回、OKIは、薬剤師・調剤事務を対象に、「調剤薬局の印刷業務における生産性の壁」に関する調査を実施した。

 

調査概要:「調剤薬局の印刷業務における生産性の壁」に関する調査

【調査期間】2025年9月9日(火)~2025年9月11日(木)

【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査

【調査人数】1,009人

【調査対象】調査回答時に薬剤師・調剤事務と回答したモニター

【調査元】沖電気工業

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

 

約9割が印刷業務に負担やストレスを感じていると回答! 
 来局数に応じた業務量が想定される中で、印刷業務に負担やストレスを感じている方はどの程度いるのか。

 印刷業務に対して、どの程度の負担やストレスを感じているか」について尋ねたところ、薬剤師と調剤事務で以下のような回答結果になった。

■薬剤師

『非常に負担に感じている(43.1%)』

『やや負担に感じている(49.8%)』

『あまり負担に感じていない(6.0%)』

『全く負担に感じていない(1.1%)』

 

■調剤事務

『非常に負担に感じている(30.7%)』

『やや負担に感じている(55.6%)』

『あまり負担に感じていない(9.1%)』

『全く負担に感じていない(4.6%)』

 

 両者ともに、約9割が印刷業務において負担やストレスを感じている。特に、薬剤師の回答は「非常に負担」と感じる割合が調剤事務の回答よりも高く、業務の中で印刷に関わる諸々の細かいトラブル(紙詰まり・故障・印字品質など)が薬剤師の業務時間を圧迫している可能性がある。一方、調剤事務の回答は「やや負担」が約6割となり、「非常に負担」という回答の割合は薬剤師より低く、業務量や責任範囲・意思決定可能性の違いが影響しているように思われる。

 

印刷業務のストレス第1位は「消耗品の在庫管理・発注の手間」だった

 印刷業務を負担と感じる背景には、日常的に発生するストレス要因が複数存在していると考えられる。では、具体的にどのようなポイントが「負担」や「手間」として意識されているのか。前の質問で『非常に負担に感じている』『やや負担に感じている』『あまり負担に感じていない』と回答した薬剤師にうかがった。

「現在使用しているプリンターに対して、以下の項目をそれぞれどの程度負担やストレスに感じているか」について薬剤師に尋ねたところ、項目別で以下のような回答結果になった。

 

■消耗品の在庫管理・発注の手間

『とてもそう思う(25.9%)』

『そう思う(56.1%)』

『あまりそう思わない(16.3%)』

『全く思わない(1.7%)』

 

■紙詰まりが多い(お客様自身で復旧できるもの)

『とてもそう思う(28.9%)』

『そう思う(50.9%)』

『あまりそう思わない(19.2%)』

『全く思わない(1.0%)』

■ランニングコスト

『とてもそう思う(24.4%)』

『そう思う(54.1%)』

『あまりそう思わない(19.3%)』

『全く思わない(2.2%)』

 

■導入コスト(本体コスト・保守コスト)

『とてもそう思う(26.0%)』

『そう思う(51.5%)』

『あまりそう思わない(20.5%)』

『全く思わない(2.0%)』

 

■本体のサイズが大きい

『とてもそう思う(23.9%)』

『そう思う(51.1%)』

『あまりそう思わない(23.6%)』

『全く思わない(1.4%)』

 

■故障時のダウンタイム(プリンターが使えない時間)が長い

『とてもそう思う(18.7%)』

『そう思う(54.8%)』

『あまりそう思わない(23.6%)』

『全く思わない(2.9%)』

 

■故障が多い(保守員が対応するもの)

『とてもそう思う(22.3%)』

『そう思う(50.4%)』

『あまりそう思わない(26.0%)』

『全く思わない(1.3%)』

 

■耐久性が低い・頻繁に本体を買い替える必要がある

『とてもそう思う(18.6%)』

『そう思う(52.5%)』

『あまりそう思わない(27.8%)』

『全く思わない(1.1%)』

 

■印刷速度が遅い

『とてもそう思う(19.9%)』

『そう思う(49.6%)』

『あまりそう思わない(27.9%)』

『全く思わない(2.6%)』

 

■印字品質が悪い(にじみ、シワ、汚れ、色味)

『とてもそう思う(18.6%)』

『そう思う(50.8%)』

『あまりそう思わない(28.9%)』

『全く思わない(1.7%)』

 

 薬剤師の回答で、最も負担やストレスが高かったのは「消耗品の在庫管理・発注の手間」で、プリンターの消耗品の管理・発注、紙詰まりといった運用関連が、性能よりも日々の業務を圧迫していることが鮮明。「印刷速度」や「印字品質の低さ」もストレス要因ではあるが、頻度としては消耗品切れや紙詰まりなど“日常的・反復的な作業”の比重が大きいと考えられる。また、「故障時のダウンタイム」や「耐久性の低さ」も無視できず、これらが薬剤師の“待機時間”や“業務フローの中断”を生む要因になっていることがうかがえる。

 

 同様に、前の質問で『非常に負担に感じている』『やや負担に感じている』『あまり負担に感じていない』と回答した調剤事務に「現在使用しているプリンターに対して、以下の項目をそれぞれどの程度負担やストレスに感じているか」について尋ねたところ、項目別で以下のような回答結果になった。

 

■消耗品の在庫管理・発注の手間

『とてもそう思う(22.6%)』

『そう思う(56.8%)』

『あまりそう思わない(17.5%)』

『全く思わない(3.1%)』

 

■紙詰まりが多い(お客様自身で復旧できるもの)

『とてもそう思う(21.9%)』

『そう思う(54.5%)』

『あまりそう思わない(20.2%)』

『全く思わない(3.4%)』

 

■ランニングコスト

『とてもそう思う(19.2%)』

『そう思う(53.4%)』

『あまりそう思わない(24.7%)』

『全く思わない(2.7%)』

■導入コスト(本体コスト・保守コスト)

『とてもそう思う(23.6%)』

『そう思う(49.7%)』

『あまりそう思わない(25.0%)』

『全く思わない(1.7%)』

 

■本体のサイズが大きい

『とてもそう思う(19.9%)』

『そう思う(51.7%)』

『あまりそう思わない(25.0%)』

『全く思わない(3.4%)』

 

■故障時のダウンタイム(プリンターが使えない時間)が長い

『とてもそう思う(15.7%)』

『そう思う(48.0%)』

『あまりそう思わない(30.8%)』

『全く思わない(5.5%)』

 

■故障が多い(保守員が対応するもの)

『とてもそう思う(20.2%)』

『そう思う(46.2%)』

『あまりそう思わない(31.2%)』

『全く思わない(2.4%)』

 

■耐久性が低い・頻繁に本体を買い替える必要がある

『とてもそう思う(19.2%)』

『そう思う(50.3%)』

『あまりそう思わない(25.7%)』

『全く思わない(4.8%)』

 

■印刷速度が遅い

『とてもそう思う(20.2%)』

『そう思う(48.6%)』

『あまりそう思わない(27.4%)』

『全く思わない(3.8%)』

 

■印字品質が悪い(にじみ、シワ、汚れ、色味)

『とてもそう思う(15.8%)』

『そう思う(46.2%)』

『あまりそう思わない(33.6%)』

『全く思わない(4.4%)』

 

 薬剤師の回答と同様に、上位に挙がったのは「消耗品の管理・発注」「紙詰まり」「コスト(ランニング・導入)」といった仕様・性能以前の“運用負荷”に関する回答。特に「紙詰まり」や「在庫管理」は多くの方が負担を感じており、細かな作業が業務効率を下げている実態がうかがえる。一方で「印字品質」や「ダウンタイム」に対する負担は相対的に低く、業務に直結する“継続的な手間”がストレスの主因となっている。

 

最も重視されるプリンター選定要素とは?

 そのような背景から、プリンターを買い替える際はどのようなポイントを重視する、あるいは重視したいと考えているのか。

 「プリンターを買い替える際に重要視すること※購入決裁権がない方は、重要視したいと思う項目」について尋ねたところ、薬剤師と調剤事務で以下のような回答結果になった。

 

■薬剤師

『導入コスト(39.8%)』

『ランニングコスト(39.3%)』

『安定稼働(紙詰まり等のトラブル・故障が少ない)(37.7%)』

『印字品質が良い(にじみ、シワ、汚れがない・色味を思った通りに出せる)(22.9%)』

『本体サイズがコンパクトであること(20.5%)』

『耐久性が高い(耐用年数、装置寿命)(13.1%)』

『印刷速度が速い(12.7%)』

『保守員の駆けつけの速さ(6.4%)』

『消耗品の在庫管理や発注に手間がかからないこと(2.3%)』

『その他(0.1%)』

 

■調剤事務

『導入コスト(35.6%)』

『ランニングコスト(34.3%)』

『安定稼働(紙詰まり等のトラブル・故障が少ない)(43.1%)』

『印字品質が良い(にじみ、シワ、汚れがない・色味を思った通りに出せる)(21.9%)』

『本体サイズがコンパクトであること(16.3%)』

『耐久性が高い(耐用年数、装置寿命)(19.0%)』

『印刷速度が速い(19.3%)』

『保守員の駆けつけの速さ(7.8%)』

『消耗品の在庫管理や発注に手間がかからないこと(6.9%)』

『その他(0.3%)』

 

 薬剤師、調剤事務ともに、「安定稼働」「コスト(導入・運用)」が買い替え時のポイントとして重要視されており、「速度」「印字品質」は若干後回しになる傾向がある。これは、現場では「トラブルを減らす」「予期せぬ停止を防ぐ」ことが、生産性への貢献が大きいと認識されているためと考えられる。

 

まとめ:調剤薬局における印刷業務の負担とプリンター運用の最適化に向けて

 今回の調査で、調剤薬局における印刷業務は、薬剤師・調剤事務のいずれにおいても負担に感じている方が約9割にのぼり、大きなストレス源となっている実態が明らかになった。負担やストレスを感じている点として多く挙げられたのは、「消耗品の在庫管理・発注の手間」や「紙詰まり」といった操作性やメンテナンス性に関わる要素。これらの課題は、機器のスペックそのものではなく、継続的な使用における“扱いやすさ”や“トラブル対応のしやすさ”が重要視されていることを示している。

 

 プリンターを選ぶ際には、保証期間や稼働の安定性、メンテナンス性を重視することで、現場の業務停滞を防ぎ、調剤業務全体の生産性向上につながると考えられる。

 

「高耐久×高品質×低コスト」を追求したOKIプリンター

 今回、「調剤薬局の印刷業務における生産性の壁」に関する調査を実施したOKIは、「高耐久×高品質×低コスト」を追求したOKIプリンターの代表シリーズ「COREFIDO」を販売している。

 

■COREFIDOとは

 COREFIDOは、世界初の卓上型LEDプリンターを生んだOKIが、「高耐久・高品質・低コスト」を軸にビジネス効率とTCO削減を実現するために開発した、OKIプリンターの代表シリーズ。LED方式ならではのシンプル構造で紙詰まりや故障を抑え、安定性・操作性・印字品質を兼ね備えた設計により、医療・調剤・物流など多くの現場で信頼を集めている。

 

COREFIDOだからこそできる、最大7年間の長期無償サービス

 プリンターの導入にあたっては、本体価格だけでなく、修理費や定期交換部品などの維持費用も含めた総合的なコスト判断が求められる。COREFIDOは、最長7年間の「長期無償保証」と「メンテナンス品長期無償提供」により、こうした運用コストの削減に大きく貢献する。

 

■COREFIDOシリーズ「COREFIDO EX」サービス

 「COREFIDO EX」は、本体購入から7年間、無償で修理・部品交換に対応する長期無償サービス。長期運用における修理費や部品交換などの予期せぬ出費を抑え、業務の安定稼働と、TCO削減を実現。7年先まで、業務を止めない安心を提供する。それが「COREFIDO EX」。

 

■安心の理由は、2つの長期無償サービス

【7年間無償保証】

 本体購入から7年間、万が一の故障にも無償で修理対応。業務が止まる原因となる突発的な出費や、対応にかかる手間・時間を抑え、長期間にわたって安定した運用を支える。

 

【メンテナンス品7年間無償提供】

 プリンターの安定稼働に欠かせない定期交換部品を、7年間無償で提供。お客様自身で簡単に交換ができるため、保守員の出張費・交換作業費も不要。メンテナンスにかかる時間も費用も、 大幅に削減できる。

■調剤の現場で活躍するOKIのプリンター

 OKIのLEDプリンターは調剤現場で求められる耐久性とメンテナンス性を兼ね備えている。患者を待たせせず、患者への説明がより正確に、そして、設置場所を選ばないプリンターとして全国の調剤薬局様で活躍中。

COREFIDO C651dnw
COREFIDO B433dn
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