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2024/3/13

【Printing】アサヒフォトプロダクツ、ESKOの協力の下、Gallus Experience Centerで製版トレーニング開始

<2024年3月12日、東京およびブリュッセル(ベルギー)発>フレキソ印刷用感光性樹脂版のパイオニアであるアサヒフォトプロダクツ(旭化成の子会社)は、本日、新しいタイプのオペレータートレーニングコースを開設することを発表した。このコースは、GallusおよびESKOの協力の下、プリプレスワークフロー、製版、フレキソ印刷が統合されたトレーニング。これらのセッションは、広く知られているESKOマスタークラスシリーズをベースに組まれており、3月から始まる。各セッションでは、フレキソ印刷ワークフローとスクリーニング技術、地球環境に優しい製版オペレーション、そして印刷オペレーションのトレーニングが実施される。セッションは、2023年6月にスイスのザンクト・ガレンでオープンしたGallus Experience Centerにて開催される。セッションの詳しい内容は以下の通り。
・ESKOスクリーニング技術、ワークフロー、プレートイメージングソリューション
・旭化成水現像版の製版トレーニング(露光時間、版洗浄速度、後露光、乾燥時間の調整を含む)
・Gallus印刷機での印刷(カーブ調整、印刷性能チェックを含む)
・地球環境に優しいソリューションを印刷コンバーター向けに使い易く統合された、旭化成、ESKO、Gallusの生産システムのデモンストレーション
 3月のセッションに登録し、アジェンダを確認するには、こちらをクリック。全4回開催され、クラスの開催日程は以下の通り。各クラスは4日間のトレーニングから構成されている。
 第1回マスタークラス:03月12日~15日
 第2回マスタークラス:06月24日~27日
 第3回マスタークラス:09月23日~26日
 第4回マスタークラス:12月09日~12日

 「50年以上前に創業して以来、当社は、『芋版』から、現代の印刷産業で最大限の印刷品質に挑戦する高品質フレキソ印刷プロセスまで、印刷業界におけるさまざまな発展を目にしてきました。その中で大きな動きの一つは、製版サプライチェーンの中の各工程間の距離が近くなっている、むしろ無くなってきていることです。これまで、ファイル分離、製版、印刷などの作業の多くは個別に行われてきましたが、オートメーションの統合が進んできたことにより、印刷コンバーターの社内で個別の作業を統合しやすくなってきました。しかし、そのためには若い世代のオペレーター向け有意義なトレーニングコースが求められます」と、旭化成のテクニカルマーケティングマネージャーであるDieter Niederstadt氏は語っている。
 Gallus GroupのCEO、Dario Urbinati氏は次のようにコメントしている。
 「Gallusでは、インターネットを利用したスマート印刷の推進に誇りを持って取り組んでいます。そのためには、コラボレーションを促進し、業界が一丸となってイノベーションとトランスフォーメーションを広める必要があります。Gallus Experience Centerは、このビジョンを象徴する施設です。業界中から非常に優れたアイデアを結集しています。その中には、尊敬できるパートナーである旭化成とEsko社も含まれ、両社の専門知識は私たちが協力しながら進む旅路の羅針盤になってくれるでしょう。同時に、私たちは革新的なMasterClassトレーニングコースを主催する喜びに打ち震えています。これは、知識を共有し、未来を見据えたソリューションによって業界の進歩に貢献するという私たちの取り組みを象徴化するものです。私たちと一緒に、印刷の未来を形作り、新たなフロンティアを切り拓き、無限の可能性への扉を開きましょう」

 印刷業界でコラボレーションやイノベーションを促進するために、旭化成、Gallus、ESKOなどのさまざまな業界をリードするパートナーがGallus Experience Centerに集う。同センターは、製版のトレーニングを実施するのに適した環境。幅の広い充実したソリューションを提供し、常にサステナビリティを念頭に置き、製版だけでなく、その上下工程に及ぶ幅広い作業統合をサポートする。各セッションでは、受講者が実際にソリューションを体験でき、業界のエキスパートに質問したり、同業他社との交流を深めたりすることもできる。

 「Eskoは、フレキソプリプレスおよびフレキソ製版を使いやすく、大幅に自動化し、CDI Crystal XPSシリーズなど、ハードウェア/ソフトウェアソリューションにクラス最高のプレート品質と一貫性を取り入れてきたパイオニアです」そう語ったのは、EskoのCTOであるThomas Klein氏。「Gallus Experience Centerで実施されるマスタークラストレーニングを受けることで、受講者は入稿からフレキソ製版を経て最終印刷に至るまですべての手順の全体像を把握し、それによりオートメーションがこれまでにないレベルの使いやすさを実現することを体験できます」。

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