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2024/3/29

【Printing】サントリー食品インターナショナル、ロールラベル印刷工程におけるCO2排出量が半分以下となる水性フレキソ印刷を両面刷りで実現し「伊右衛門」に導入

 サントリー食品インターナショナルは、フジシールセキと協働し、ロールラベル印刷工程におけるCO2排出量が半分以下※1となる水性フレキソ印刷で両面刷りしたラベルを開発し、サントリー緑茶「伊右衛門」600mLペットボトルに4月製造分から順次導入していく。
※1 ラベル1枚当たり油性グラビア印刷と比較(フジシール提供データを基にサントリー食品インターナショナルが算出)

水性フレキソ印刷について
 サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」を目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指している。
 その一環として、ロールラベル印刷工程で排出するCO2排出量を半分以下に抑えることができる水性フレキソ印刷を2014年5月より、サントリー九州熊本工場で製造する「サントリー天然水」2Lペットボトルのロールラベルに導入した。近年では、デザイン再現性の幅が広がったこともあり、「サントリー天然水」「サントリー烏龍茶」「GREEN DA・KA・RA」「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」など、多くのロールラベル製品に拡大している。
両面水性フレキソ印刷について
 従来の片面水性フレキソ印刷は、裏面の絵柄印刷位置に合わせた表面印刷ができないため、マットインキ塗工※2によるつや消し加工や、メジウム塗工※2による耐摩擦性の向上ができなかった。今回、約3年をかけて表側と裏側の印刷位置を正確に合わせる両面印刷機および両面印刷に適した新しいインキをフジシール、セキと協働開発することで両面水性フレキソ印刷の実現、導入に至った。
 この両面水性フレキソ印刷によって、CO2排出量を半減しながら、より高いデザイン性を実現することができました。4月製造の「伊右衛門」600mLペットボトルに採用し、今後導入製品を拡大していく。
※2 どちらもニス塗工の一種

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