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2024/6/20

【Printing】シリウスビジョン、AI印刷検査システムを開発

 印刷欠陥の検出では、ややもすると欠陥流出を防ぎたいために検査基準を高めに設定してしまい、良品にもかかわらず欠陥と過検知してしまうことが多々ある。結局、最終的に人が欠陥か否かを判断しなければならず、人手不足の最中にあって重荷となっており、印刷作業効率の低下を招いている。
 画像検査を得意とするシリウスビジョンは、こうした状況を打開するため、印刷検査にAIを取り入れたAI印刷検査システムを開発した。ユーザーの現場で稼働中の印刷検査装置が検出した印刷欠陥の画像データを、いったんシリウスビジョンのクラウドで収集。ユーザーが、ブラウザー経由でアクセスし、収集された欠陥画像を見て、真の欠陥か過検知かを判断し、アノテーションを行い、そのデータをAIに学習させ、正答率か高まった段階で、印刷現場に設置されている検査装置にデータをインストールし、あとはクラウドに頼らず、現場で検査装置が判定するというもの。既に一部ではベータテストが行われ、良好な成果が得られている。

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