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2024/2/21

【Printing】ハイデルベルグの新しいカラーテクノロジー「MultiDot」がベールを脱いだ

 ハイデルベルグ・ジャパンは、2024年2月14日~16日までの3日間に亘り、サンシャインシティ展示ホールで開催された「page2024」(主催:日本印刷技術協会)に出展した。
 印刷業界は長く環境問題と深く関わってきた。特に今日では、社会全体がより持続可能性を求める傾向にあり、迅速に対応、実行するように求められている。ハイデルベルグでは、このような流れを敏感に捉え、印刷物の新たな価値創造のため、顧客へ革新的な製品、サービス、印刷資材、ソフトウェアを提供している。社会に要求される、複雑な要求をいかにしてシンプルで無駄のない製造体制、ワークフローで支え、印刷の新たな価値を創造することができるのか、またどのように収益性の高いビジネスモデルが構築できるのか、その実現のソリューションとしてpage2024では初公開の
MultiDot(マルチドット)を発表した。

環境に優しい新次元のスクリーニング
 マルチドットテクノロジーは、環境、会社、そしてクライアントに優しいサステナブルな新次元のスクリーニング。マルチドットは最適化された異なるサイズのクラスターを持つマルチクラスター構造をもつテクノロジー。スクリーンのドットを規則的な構造の小さなサイズのグループへと集約するテクノロジーであり、従来のスクリーニングの性質や特徴を維持している。その特徴あるドット形成により、従来のインキ使用量に比べ20%削減を可能にする。これにより環境負荷軽減、コスト削減、そして一般的に使用されているAMスクリーニングから置き換えることが容易なためスキルレスな印刷方式。また150線という線数でモアレがなく、かつ安定した印刷が実現可能。
 会場ではAM175線とマルチドットで印刷されたサンプルを見た来場者はその差が無いことに驚くとともに、インキ量の削減により、環境対策、コスト削減に寄与するのであれば実際に使用してみたいという声が多く寄せられた。

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