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2024/5/23
【Printing】ハイデルベルグ・ジャパン、フリントグループと日本におけるDAYブランケット独占販売契約締結
ハイデルベルグ・ジャパンは、世界最大の印刷資材メーカーの1つで、グローバルに事業を展開しているフリントグループと2024年3月、日本におけるDAYブランケットの独占販売契約を締結した。フリントグループは、フレキソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷用のブランケットやインキ、顔料、その他ケミカルなど、印刷関連資材の広範なポートフォリオを開発、製造、販売するリーディングカンパニー。この度の締結において、ハイデルベルグ・ジャパンのヨルグ・バウアー社長は、「ハイデルベルグのワールドワイドのネットワークを生かして国内外のサプライヤーと連携することで、日本のお客様のあらゆるニーズへ対応し、日本市場においても印刷資材の製品ラインアップを拡充し、お客様の成功をサポートさせていただきます」と語っている。
日本市場からの撤退による影響を撤廃
フリントグループは、およそ30年にわたって日本市場にDAYブランドのブランケット製品を供給してきたが、2022年を最後に日本市場からの撤退を余儀なくされた。ブランケットは、印刷の品質を大きく左右する要因の1つ。そこには刷版から用紙へ正確にインキを転写するという高い能力が求められる。
「網点がシャープに再現され、ドットゲイン量が少なく安定した印刷を実現することで定評あるDAYブランケットの撤退により、DAYブランケットを長年に亘り安定的に使用されていたお客様は、ブランケットを変更せざるを得なくなりました。新しいブランケットでの調整や品質管理に相当な時間を費やされ、未だにDAYブランケットに替わり、自社が理想とするブランケットに出会えていないお客様も少なからず存在します。加えて、今日のブランケット市場における選択肢も少ないというのが現状です」と、ライフサイクルソリューションズ本部の小田部雄一氏は述べている。
今回の独占販売契約により、網点再現性に定評のあるDAY3000をはじめ、新たなDAYブランケットシリーズをハイデルベルグ・ジャパンが日本市場へ再度投入することで、顧客のブランケットの選択肢を広げ、より安定した高品質な印刷物を生産することが可能になった。
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