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2024/3/22

【Printing】フレキソ印刷の変革:アサヒフォトプロダクツ、drupa 2024で最新の地球環境に優しいソリューションを出展

<2024年3月22日、東京(日本)およびブリュッセル(ベルギー)発>フレキソ印刷用感光性樹脂版のパイオニアであるアサヒフォトプロダクツ(旭化成の子会社)は、本日、drupaに参加することと発表した。展示場所は、Hall 8bのStand A13で、ブランドオーナーから製版所、フレキソ印刷会社まで、フレキソ印刷業界の関係者の注目を集めている。2024年5月28日~6月7日まで、ドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催予定のdrupaには、幅広い印刷業界から未来を見据えるオーナーや経営者が集う。

drupaでアサヒフォトプロダクツのブースに立ち寄る理由
 「当社は、50年以上前に設立されて以来、APRTM水現像液状感光性樹脂を始め、地球環境に優しい印刷樹脂版素材を開発してきました。当社と、親会社の旭化成の目標は、人生や生活を豊かにし、より快適な作業環境を実現する製品を市場に投入することです」と、旭化成のテクニカルマーケティングマネージャーを務めるDieter Niederstadt氏は語る。
 「フレキソ印刷製版の大部分は、今でも溶剤洗浄プロセスに依存しています。drupaで当社のブースにお越しになる方々は、弊社のRoad to Solvent ZEROへのロードマップ、より地球環境に優しい印刷作業、作業員がより快適に働ける周辺環境をいかに容易に実現できるかについて理解していただけることでしょう。最初にお勧めするのは、旭化成のAFPTM-R、CleanPrint対応印刷樹脂版などの低溶剤印刷樹脂版への切り替えです。これにより、溶剤使用量を30%カットでき、追加の設備投資は不要です。印刷樹脂版を切り替えるだけで、Solvent ZEROへのロードマップ実現への道に乗り出すことができます」と、Niederstadt氏は付け加えた。
 drupa 2024において、旭化成は以下の3つのテーマがどのようにして実現されるかについて展示する。
(1)持続可能性
 「Solvent ZEROへのロードマップ」という旭化成の理念に従い、フレキソ製版会社や印刷会社をサポートする一方で、水とエネルギーの消費を抑え、生産性と印刷品質を改善する。AWPTM-DEWおよびAWPTM-CleanFlat水洗浄樹脂版は、The Carbon Trustの協力の下、カーボンニュートラル認証を取得した。さらに、旭化成ブースに来場された方々は、AWP-LOOPTM廃水リサイクルユニットを使用して最大75%の廃水の節約を実現する原理を学ぶことができる。

AWPTM-DEW
AWP-LOOPTM

(2)優れた印刷品質
 紙、段ボール、リサイクルフィルムに印刷できるよう開発された新しい樹脂版の紹介を含め、フレキソ印刷樹脂版の全ラインナップを展示する。同社の印刷樹脂版は、印刷開始時の色合わせ精度の高さが卓越しているため、優れた印刷品質を実現し、サステナビリティを高める拡張色域(ECG)印刷技術を使用するのに最適である。
(3)オートメーションとデジタルトランスフォーメーション(DX)
 drupa 2024で は、ESKOおよびKongsbergとの共同開発で生まれた究極のフレキソ印刷製版のオートメーション、「CrystalCleanConnect」について来場者に説明する。この革新的なシステムは、世界各地で既に活躍しており、製版工程を12工程から1工程に減らし、人件費を削減し、ミスの発生確率を最小限に抑え、印刷用樹脂版を出力するなどの利点をもたらしている。追加のデジタルサービスとして、 顧客の好みに応じてスマートグラスやスマートホンを用いたリモートテクニカルサービスも提供している。
 Niederstadt氏は次の言葉で締めくくった。
 「drupa 2024で皆様にお会いできる日を心待ちにしています。Solvent ZEROへのロードマップ実現に向け、互いに手を取り合って前へ進みましょう!」

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