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2025/10/24
【Printing】ローランドDG、IJプリンターの出力データ制作をよりシンプルにする「Visual Communication Module」発表

デジタル印刷ソリューションの世界的リーダーであるローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は、2025年10月23日、「Roland DG Connect Designer」の機能アップデートと共に、その機能をさらに拡張する「Visual Communication Module」を新たに発表した。
Roland DG Connect Designerは、異なる目的、スキル、経験値をお持ちのお客様すべてに、より快適に、より効率よく、よりシンプルに同社インクジェット(IJ)プリンターを利用いただきたいというコンセプトのもと開発し、2025年6月に発表されたソフトウェア。デザインに不慣れな方でも手軽にデータを制作いただける簡単操作のデザイン機能と、RIPソフトウェアを意識せずダイレクトに出力ができる同社デバイスとの高い親和性を併せ持っている。
今回の機能アップデートでは、新たにカッティング機能に対応。これによりシートやフィルムを自由な形状に切り抜くことができるカッティングマシンや、1台でユニークな形状のサイングラフィックやステッカーなどが制作できるPrint&Cut機へのダイレクト出力が可能になる。
また、新しく登場した「Visual Communication Module」 は、出力用のデータ制作をよりシンプルにする高度な機能の数々を搭載。JPEGやPNGなどの写真や画像データをベクターデータ化する機能は、色ごとに画像を自動的に分割し、特定の色の画像をまとめて選択できるため、簡単かつ正確なデータ編集加工を実現する。
さらに、SVG(Scalable Vector Graphics)編集機能は、読み込んだSVGデータの線と塗りつぶし領域をレイヤーごとに分割表示することで、形状・色・パターンの編集作業をよりシンプルに。拡大・縮小しても画質が劣化しないSVGデータを使うことが多いロゴやイラストのデータを使ったTシャツやステッカー、オリジナルグッズのデータ制作に力を発揮する。また、ワンクリックでポートレートなどの画像の背景から前景を分離できる背景除去機能にも対応しており、スピーディに印刷用データを準備することができる。

同社グローバルセールス&マーケティング本部の二村龍吾本部長のは「ローランド ディー.ジー.は、1981年の創業以来、多様なお客様の創造性を引き出し、新たな挑戦を後押しするソリューションの提供をしてまいりました。プロフェッショナル向けのデザインソフトウェアに搭載されている高度な機能を、誰もが簡単かつ直感的に操作できるようにしたRoland DG Connect Designerは、より多くの方々に専門的なデジタル機器を身近にご利用いただける環境を提供します。今後も、人々のクリエイティブな活動やビジネスの成長を支える革新的なソリューションを、世界中のお客様にお届けしてまいります」と述べている。
本ソフトウェアは、Roland DG Connect上から利用できる。
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