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2025/10/24
【Printing】ローランドDG、RIPソフトウェア「VersaWorks 7」をさらに進化

デジタル印刷ソリューションの世界的リーダーであるローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は、2025年10月23日、同社インクジェット(IJ)プリンターに標準付属のRIPソフトウェア「VersaWorks(バーサワークス)7」の有料拡張機能を発表した。新たな追加機能により、多様化する働き方や、より効率的なオンデマンド印刷を支援するソリューションとして進化した。
最大の特長は、インターネット接続環境があれば、在宅勤務中や外出先、さらには休暇先からでも遠隔操作で印刷することを可能にした新開発の「VersaWorks Remote」。データをクラウド上にアップロードするだけで、VersaWorks上の出力設定が自動的に反映されるため、離れた場所からでも作業場と同じように出力できる。
また従来、出力設定情報の自動保存に対応していた「VersaWorks Backup」がさらに進化し、出力データの自動バックアップにも対応した。必要な時に出力データをクラウド上からダウンロードできるため、突発的な再出力の依頼にも即座にリピート印刷することが可能に。スムーズで信頼性の高い運用をサポートする。
使用頻度の高い出力設定を登録できる入力フォルダの数も、従来の5個から20個に拡張。異なるメディアや材料、クライアント、用途などに応じて複数の出力設定を登録できるため、出力セットアップ時間の短縮やミスのない出力ワークフローを実現する。さらに、上記の有料機能に加え、VersaWorksに最大8台までプリンターを登録できるようになり(無料)、異なる機種を複数台導入し幅広いプリントビジネスを展開されるユーザーにとっても、より運用しやすい環境を提供する。
グローバルセールス&マーケティング本部の二村龍吾本部長は、「VersaWorks 7は、すべてのお客様にとってベストなRIPソフトウェアをお届けしたい、というコンセプトとのもと誕生しました。今回の拡張機能は、多様化するユーザー様のプリントビジネスの競争力強化につながるものと考えております。当社は、これからも時代の変化に合わせながら、お客様の創造性とビジネスの拡大に貢献できるソリューションを提供し続けてまいります」と述べている。
新機能「VersaWorks 7」の拡張機能は、2025年10月23日よりRoland DG Connectを通じて全世界で提供開始となった。
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