アーカイブ情報
2025/11/19
【Printing】米サザン・チャンピオン・トレイ社、ハイデルベルグのインラインフレキソ印刷機「ボードマスター」始動
アメリカのテネシー州チャタヌーガを拠点とするパッケージ印刷会社サザン・チャンピオン・トレイ社 (SCT)は、パッケージ生産における新たな基準を打ち立てようとしている。同社は、ハイデルベルグのインラインフレキソ印刷機「ボードマスター」の稼働を開始した。SCT社による投資は、包括的な近代化プロジェクトの一環。1927年に設立され、現在900人の従業員を擁する家族経営の同社は、将来に向けて競争力を高めるため、高度に自動化された生産設備を備えた新拠点に総額6000万ドルを投資した。

SCT社は、特に小売、ベーカリー、宅配サービスなどの食品業界向けに持続可能なパッケージを製造しており、ボードマスターを導入することで、顧客からのカスタマイズされたパッケージに対する需要の高まりに柔軟に対応している。ボードマスターは、25年前に導入された機械の入替であり、ノンストップのジョブチェンジ、自動刷版セットアップ、AI制御のインテリマッチスキャナー技術により、新次元の効率と品質を提供し、ヤレの大幅な削減につながる。これによりSCT社は生産性を大幅に向上させ、納期を短縮することができるようになった。これは、同社が「顧客のためにあらゆる作業を簡略化する」という勝利への目標を追求する上で、極めて重要な差別化要因となっている。

「以前は、フレキソ印刷は小ロットでは効率が悪かったのですが、ハイデルベルグのボードマスターはその状況を変え、効率だけでなく、印刷品質や使いやすさの点でも私たちの期待を上回るものでした。これは、顧客サービスを一新するという私たちの戦略の重要な要素です」と、SCT社CEOのブライアン・ハント氏は述べている。
生産速度は最高600m/分、ウェブ幅は1425mmで、ボードマスターは以前SCT社に設備されていたシステムよりも生産性は2倍になっている。また、統合された乾燥テクノロジーは、将来的にプラスチックコーティングに代わるコーティングの新たな可能性をもたらす。

ハイデルベルグはシステムインテグレーターとしてパッケージ分野の成長セグメントに対応
ハイデルベルグはボードマスターのテクノロジーを通じて、成長を続けるパッケージ市場において、持続可能なパッケージングソリューションの世界的な潮流をリードしている。システムインテグレーターとして、ハイデルベルグは新しい市場セグメントを開拓し、顧客の競争力を高めるためのパートナーシップにも焦点を当てている。例えば、ハイデルベルグはソレニス社と提携し、特にチョコレートやパスタなどの食品分野において、フレキシブルペーパーパッケージへのバリアコーティングを工業的かつ部分的に適用することで、コスト効率に優れたプロセスを開発した。フレキシブルペーパーパッケージは、10年先まで毎年4,5%成長すると予測されている。ハイデルベルグはシステムインテグレーターとして、ソレニスのテクノロジーをボードマスターでロールフレキソ印刷プロセスに統合した。
「ボードマスターに対するお客様からの世界的な需要の高さは、当社のソリューションが成長市場において順調に展開されていることを示しています。紙や段ボールを使用した持続可能なパッケージングソリューションへの世界的な動向は今後も高まり続けるでしょう」と、ハイデルベルグのテクノロジー&セールス部門最高責任Dr.ダヴィッド・シュメディング氏は述べている。「私たちは、お客様の生産を最適化し、コストを抑えるために、最先端のテクノロジーと信頼できるサービスを提供します」
- カテゴリー
- コンバーティングニュース

