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2025/7/11

【Printing】ECO3、ドイツのオフセットプレート工場に新型RTO導入

 エコスリー(本社: ベルギー)は、2025年7月1日、オフセット印刷用アルミ版を製造するドイツ・ウィズバーデン工場において、排気ガス浄化のための新しいRTO(蓄熱式 ガス処理装置)施設の建設を記念してイベントを行った。同イベントにはECO3の従業員に加え、ステークホルダー、工場の運営会社であるInfraServ Wiesbaden(ISW)、およびその子会社であり、建設における重要なパートナーであるISW Technikの代表者も出席した。
 ECO3のCEOであるクリスチャン・テブローク氏は、約300万ユーロに及ぶ今回の投資について「これはウィズバーデン工場におけるECO3の生産体制を強化するための確かな決意の表れであり、ECO3の世界的な生産ネットワーク、ひいては我々の中期的戦略における不可欠な要素である」と述べた。また、ECO3のウィズバーデン工場マネージングディレクターであるマーカス・クラウス博士によると、「この新たなRTO施設は 最先端の技術により、ECO3のサスティナビリティに貢献する」とコメント。最後にISWのマネージングディレクターであるヨルク・クロイツァー氏は「ECO3だけでなく、拠点全体の効率性とサスティナビリティの観点でもメリットをもたらす」と語った 。建設は順調に進んでおり、2025年末に試運転を開始する予定。高さ26mの排気塔を備えた新しい施設は、老朽化した旧システムに代わるものであり、印刷業界の環境負荷を軽減するうえで非常に重要な一歩となる。

 RTOは「再生式熱酸化(Regenerative Thermal Oxidation」の略であり、生産工程で発生する排気ガスを処理するための、高効率な空気浄化プロセス。排気ガスが未処理のまま放置されると、VOC(揮発性有機化合物)は大気汚染の原因となり、健康や安全へのリスクをもたらす可能性がある。RTOによってこれらの汚染物質は高温で分解され、発生した熱が再利用されるため、高いエネルギー効率を実現する。この新設備の導入により、ECO3は旧システムと比較してCO2排出量を約25%削減することができる。これはECO3の気候目標への大きな貢献であり、印刷業界全体におけるクリーンで持続可能な運営を支援する。

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