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2024/9/10

【Printing】SCREENグラフィックソリューションズとSCREEN GPジャパン、「TOKYO PACK 2024」において、「OPEN THE NEXT~パッケージで彩るサステナブルな未来~」をテーマに出展

 SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)とSCREEN GP ジャパンは、2024年10月23日~25日の3日間にわたって東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2024」において、「OPEN THE NEXT~パッケージで彩るサステナブルな未来~」をテーマに出展する。ブースは東ホール・1Q10。
 近年の国際的な動向として、持続可能な社会に向けた環境負荷低減やフードロス低減につながる取り組みが浸透し、今年ドイツで開催された世界最大級の印刷機材展「drupa 2024」においても、パッケージ印刷に注目が集まった。パッケージ市場では、商品の差別化やコスト低減への要求、小口配送の仕組みづくりなどの多くの課題に取り組み、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)が推進されている。
 「TOKYO PACK 2024」の同社ブースでは、「脱プラに向けた紙包装」「モノマテリアル」「在庫削減」「多品種対応」「テストマーケティング」など、サステナブル社会につながるソリューションを多彩なサンプルを通じて提案する。また、パートナー各社との協業による幅広いソリューションによって実現する、最新のビジネス事例を紹介する。
 なお、SCREEN GAグループは、「TOKYO PACK 2024」と同日程で東京ビッグサイト・西展示棟・3ホールにて開催される、「ラベルフォーラムジャパン2024」にも出展する。
<主な出展内容>
(1)フィルム軟包装向けソリューション(サンプル展示)
 フィルム軟包装向け水性インクジェットデジタル印刷機「Truepress PAC 830F」

 商品の差別化によるパッケージデザインの短命化や、在庫レス運用に伴う小口配送の増加を受けて、対象製品における短納期・少量生産が求められる機会が増えている。「Truepress PAC 830F」は、デジタル印刷機でありながら最大830mmの基材幅に対応し、75m/分(4,500m/時)に達する高生産性を実現。前準備時間を削減するとともに、4,000m以下のジョブにおいて、生産機としての優れた機動力を発揮する。また、食品包装に関する安全規制に準拠した水性インクを搭載するなど、食品業界に求められる高い安全性を備え、作業環境の改善にも貢献する。

(2)紙軟包装向けソリューション(サンプル展示)
 紙軟包装向け水性インクジェットデジタル印刷機「Truepress PAC 520P」

 近年、環境に優しくリサイクルしやすい包装材への消費者のニーズを受け、プラスチック製の包装材を削減し、紙製のパッケージに置き換える動きが急速に進んでいる。 「Truepress PAC 520P」は、このような市場動向に応える、環境負荷の少ない紙パッケージ基材用の高速水性インクジェットデジタル印刷機。食品包装に関する安全規制に準拠した新開発の水性顔料インクを搭載しているため、食品包装にも活用できる。

(3)シール・ラベル向けソリューション(サンプル展示)
 UVインクジェットデジタルラベル印刷機「Truepress LABEL 350UV SAIシリーズ」

 近年、ますます需要が高まる小~中ロットジョブに超短納期で対応し、在庫レスを実現するデジタルラベル印刷機。「Truepress LABEL 350UV SAIシリーズ」は最大60m/分の高速印刷に加え、白インクを含む最大7色のインクの搭載による広い色域の高品質な出力が可能な他、イージーオペレーションにより、ロール交換から色合わせ、印刷までをスキルレスで実現するなど、「省人化」を加速させる。
 会場ブースでは、密着性や粒状性、印刷品質を高めるデジタルプライマーを使用した印刷サンプルや、デンマーク・Nilpeter社製「FA-Line」とのインライン接続によって加飾・加工処理を施したサンプルを展示する。

(4)軟包装向け印刷機・後加工機・関連ソリューション(サンプル展示)
 近年の軟包装業界では、モノマテリアルや紙との複合材の採用、無溶剤への対応、付加価値商品の開発、自動化など、環境負荷低減への取り組みが不可欠となっている。環境保全への対応が進んでいる欧州において高いシェアを獲得しているスペイン・COMEXI社は、循環型経済(リサイクル化)を目指すコンソーシアムである「CEFLEX」にSCREEN GAグループと共に参加しており、その取り組みを実現するEBオフセット印刷機、EBフレキソ印刷機、ノンソルベントラミネーター、スリッター、レーザー加工ユニットなど、多彩な装置をラインアップ。ブースでは、同社の装置による環境に配慮した多種多様なサンプルを展示する。

(5)コンパクト・スキルレスラベルPOD(サンプル展示)
 Valloy社製トナーデジタルラベル印刷機「BIZPRESS 13R」

 ラベル印刷機の導入検討において、価格や性能に加え、意外に大きい機器サイズによって設置場所の確保に悩むケースも少なくない。Valloy社製の「BIZPRESS 13R」はコート/アートの印刷本紙への対応に加え、畳1枚に収まる省スペースにより、設置場所の選択幅が広がる。また、見当合わせが不要で色合わせも容易なため、スキルレスな操作により、経験の少ないオペレーターの早期戦力化が期待できる他、短い準備時間による小ロットでの高い生産性を発揮する。

(6)パッケージ印刷向けワークフローシステム「PACK NEO」(事例展示)
 パッケージ印刷において多品種・短納期に対応するためには、制作・製版工程の効率化が欠かせない。ブースでは、パッケージの魅力を最大限に引き出す効率的なワークフローシステム「PACK NEO」の中から、パッケージ製作において重要な特色インクの色再現を可能にしたソフトプルーフィングソリューション、特色レス印刷を実現する次世代のカラーマネジメントシステム、Illustrator®プラグイン製版作業支援システム、ラベル・パッケージ製版において重要な比較検査を完全自動で処理する検査システムを紹する。

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