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2024/4/8

【PVロールスクリーンシステム】LIXIL、福岡県宗像市と提携し、実証開始

 LIXILは、脱炭素社会の実現に向け、福岡県宗像市と協定を結び、「PV(太陽光発電)ロールスクリーンシステム」の実証を開始する。また、2024年3月29日には、設置先の1つである城山中学校において実証に関する連携協定の調印式を開催した。
 「PV(太陽光発電)ロールスクリーンシステム」は、脱炭素に貢献できる技術の1つとして、LIXILが2022年に開発した既築ビルの窓まわりへ屋内から容易に後付け設置できる太陽光発電ブラインド。夏場の日差しを遮る遮光性や、冬場の窓からの冷気の遮断する断熱性などの通常のロールスクリーンとしての機能に加え、発電や蓄電機能および電力取出機能(USB-C PD 対応、 DCジャック)を兼ね備えており、災害時のレジリエンス強化や省エネに効果が期待される製品。
 この度、福岡県宗像市と提携し、災害時の避難場所として指定されている、宗像市役所、東郷地区コミュニティ・センター、城山中学校へPVロールスクリーンを設置し、実証を行う。災害時の電力源としてのレジリエンス強化を確認するほか、日常においても遮光性や断熱性能など通常のロールスクリーンの使い方に加え、PCやスマホ、学習用タブレットなどの電力源として利用し、省エネ効果を確認することが実験の目的。また、省エネ効果の期待できるPVロールスクリーンを城山中学校の生徒を始めとした市民に体感してもらうことで「脱炭素社会の実現」について考えるきっかけにして欲しいという想いもこの実験に込められている。

■「PVロールスクリーンシステム」特長
 「PVロールスクリーンシステム」は、発電や蓄電機能および電力取出機能(USB-C PD 対応、 DCジャック)などを兼ね備えているほか、施工性やメンテナンス性、視界の自由度とプライバシーへの配慮の両立、デザイン性にもこだわっている。また、夏場は独自構造採用により、日差しを完全に遮ることで眩しさや暑さを軽減し、冬場は断熱性などの熱的性能の向上を付与することで窓まわり全体の価値向上を実現している。日常使いのほか、災害時のレジリエンス強化にも繋がる。

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