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2024/1/10

【RE100】エプソングループ、グローバル全拠点の使用電力を100%再生可能エネルギー化。国内の製造業で初めて全拠点の再エネ化を完了

 セイコーエプソン(以下 エプソン)は、2023年12月にエプソングループ全世界の拠点1におけるすべての使用電力を、再生可能エネルギー(以下 再エネ)へ転換したことを発表した。
 日本を含めた全世界の拠点において、再エネ化を完了したのは国内の製造業で初めて2の取り組みとなる。また、その結果、エプソングループの年間使用電力量約876GWh3のすべてを再エネ化することになり、二酸化炭素およそ年間40万トンの削減効果を生み出す。
 エプソンは、「環境ビジョン 2050」において、「カーボンマイナス」および「地下資源4 消費ゼロ」を目指している。再エネの活用を、脱炭素の達成目標に向けた重要なテーマとして位置づけ、2021年3月に、全世界のエプソングループ拠点1において使用する電力を2023年までに100%再エネ化することを宣言した。その後、2021年11月には国内で完了し、2023年12月にグローバルで計画通り再エネ化を完了した。
 今後も、継続的な再エネの活用に加え、さらなる自社発電の促進や、共創によって新たな電源開発を支援する取り組み5など、再エネの普及を推進していく。また、生産や商品に関わるエネルギーについて徹底的なエネルギー削減を進めるとともに、資源循環を推し進めることで、「カーボンマイナス」の実現を目指す。
<エプソングループ全拠点*1の使用電力100%再エネ化までのステップ>
 2021年03月:全拠点再エネ化宣言
 2021年04月:全ての長野県内拠点完了
 2021年11月:全ての日本国内拠点完了
 2023年12月:全ての海外拠点完了
 セイコーエプソンの小川恭範代表取締役社長は次のように述べている。
 「エプソンは、創業当初より、本社の傍らにある諏訪湖を汚してはならないという創業者の思いを引き継ぎ、かつて世界に先駆けて実現したフロンレスなど、環境活動に積極的に取り組んでまいりました。このたび、2021年に再エネ化を宣言してからわずか2年10カ月という短い期間でエプソングループ全ての拠点で100%再エネ化を達成することができました。この取り組みが、自社の目標達成のみならず社会体に対して理解や共感を広げ、再エネの普及が進みやすい社会環境の醸成につなげていきます。我々が目指す持続可能な社会の実現は、より大きな課題であり困難を伴いますが、全社員が一丸となって創造と挑戦の精神を持ち取り組んでまいります」
*1 一部、販売拠点などの電力量が特定できない賃借物件は除く
*2 日本のRE100加盟企業の内。2024年1月9日時点(エプソン調べ)
*3 2022年度実績。CGS(コージェネレーションシステム)発電および自家発電分の電力を含む
*4 原油、金属などの枯渇性資源
*5 長野県内の再エネ電源の拡充を目的としたプロジェクト

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