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2024/5/30
【Recycle】JAL・日本製紙・東罐興業、「紙コップto紙コップ」の水平リサイクルを実現
日本航空(JAL)、日本製紙、東洋製罐グループホールディングスの連結子会社である東罐興業は、機内で分別回収した使用済み飲料用紙コップを新たな紙コップに再生する「紙コップto紙コップ」の水平リサイクルを実現した。
使用済みの紙コップを回収して再資源化し、新たな紙コップに再生させる資源循環は国内初の取り組み。(2024年5月7日時点 三社調べ)この取り組みにより新たに再生された紙コップ(以下「再生紙コップ」)は、環境月間である6月から羽田発JAL国内線運航便にて提供する。
■背景
JALグループでは、日本製紙グループと共同で、2022年12月より機内サービスで使用した紙コップの分別回収とリサイクルを実施してきた。紙コップの回収対象路線は、東京(羽田)=沖縄(那覇)線からスタートし、現在は東京(羽田)=札幌(新千歳)・旭川・福岡・長崎・熊本・鹿児島・沖縄(那覇)線に拡大している。(エアバスA350-900型機・ボーイング767-300ER型機運航便が対象)(※)
回収された紙コップはこれまで段ボールなどの紙製品に再生されていたが、顧客にも協力してもらい、JAL機内での紙コップ分別回収の精度が向上したこと、日本製紙富士工場における食品・飲料用紙容器専用リサイクル設備の新設ができたこと、東罐興業の製造技術が進歩したことにより紙コップ水平リサイクルスキームが確立し、このたび「紙コップto紙コップ」の水平リサイクルが実現した。
※ 航路上の天候やサービス上の都合により、分別回収を実施しない場合ある
■概要
・提供期間 : 2024年6月1日(土)〜10日間程度
在庫がなくなり次第終了。航路上の天候などの状況により提供ができない場合もる。
・対象路線 : 東京(羽田発)JAL国内線運航便
・仕様 : 古紙パルプ配合率25%(古紙パルプの一部に機内で使用された紙コップを含む)
再生紙特有の黒点が紙に混ざる場合がありますが品質には問題ない。
再生紙コップの提供は期間限定での取り組みとなるが、豊かな地球を次世代に引き継ぐため、今後も紙コップ分別回収対象路線や再生紙コップの提供路線の拡大検討など循環型社会の実現に向けて継続的な取り組みを推進していく。
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