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2025/1/15
【Recycle】LIXIL、再資源化が困難なFRPのマテリアルリサイクルを開始
LIXILは、宏幸と協業し、2025年1月10日より、ユニットバスの浴槽・床などに使われるFRP(繊維強化プラスチック)のマテリアルリサイクル(※1)を開始した。

FRPは防水性や耐久性に優れていることから、浴槽などの素材として広く普及していいる。一方、熱硬化性樹脂にガラス繊維等を組み合わせた複合素材のため、素材を分離してリサイクルすることが難しく、現状は不要となったFRPの多くは埋め立てや焼却処分されている。
LIXILの浴室工場では、排出される廃FRPを粉砕し、セメントの原燃料とするサーマルリサイクル(※2)を採用してきたが、再資源化率(※3)を高めるために、サーマルリサイクルを減らすことを課題としていた。
この度、再資源化事業計画認定(※4)企業である宏幸と協業することで、LIXIL筑波工場から排出される廃FRPを、すべてマテリアルリサイクルすることが可能となった。これにより、LIXILの浴室工場全体のFRP廃棄量の約半分が再資源化され、浴室工場全体の廃棄物の再資源化率は86.2%(※5)となる。
※1:廃棄物を新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法
※2:廃棄物を燃やすときに発生する「熱エネルギー」を回収して利用するリサイクル方法
※3:ここではマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルできている割合を示す
※4:https://plastic-circulation.env.go.jp/about/pro/haishutsu
※5:2024年12月時点

<参考資料>
■取組の背景
LIXILは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指している。そして、この環境戦略の実現に向けた3つの重点領域の1つを「資源の循環利用を促進」とし、浴室事業においても、「事業プロセス」「自社バリューチェーン」「インパクトの拡大」の全フェーズを通じた包括的な戦略アプローチおよび中期目標を定めて、取組を進めている。

「事業プロセス」のフェーズにおいては、国内外のLIXIL全体で90%以上の廃棄物のリサイクル率を達成している中、再資源化率をさらに高めていくために、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの比率を高めていく活動を実施している。
「自社バリューチェーン」のフェーズにおいては、使用期間の短い使い捨てプラスチック梱包のバイオマスへの切り替えや、リターナブルコンテナ活用による製品輸送時の梱包材の削減・再利用、非外観部よりリサイクル材の活用拡大を推進している。

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