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2026/2/17

【REPORT】ゼブラ・テクノロジーズ、「小売業界のテクノロジー改革に関するグローバル調査」結果発表。APACでは生成AIが損失防止に有効であるとの回答が8割に。自動化とAIを活用し、在庫管理等の課題解決とシームレスな小売り体験の構築を目指す

 デジタルソリューションによってデータ、資産、従業員をスマートに連携し、企業のビジネスパフォーマンス強化を実現するゼブラ・テクノロジーズ・コーポレーション(以下「ゼブラ」)は、第18回 「小売業界のテクノロジー改革に関するグローバル調査」の結果を発表した。同調査では、生成AIと自動化ソリューションが重要なツールとして台頭しており、小売業者の87%が損失防止対策において必要不可欠であると考えていることが明らかになった。
 調査によると、買い物客の満足度は2年連続で低下しており、店舗内体験(世界 79%、アジア太平洋地域[APAC] 75%)とオンライン体験(世界 73%、APAC 69%)のいずれも下降した。店舗・オンライン体験共に世界85%、APACではオンライン体験81%という最高水準の満足度を記録した2023年から大きく後退している。
 また、買い物の優先順位の変化も浮き彫りになった。利便性、スピード、価格への関心が高まる一方で、 ほぼ8割の買い物客 (世界 78%、APAC 74%)は、インフレ圧力が続く状況下において、割引きや販促キャンペーンを重視。 同時に、買い物客は店舗運営の質の高さを求め、 在庫切れ (世界 68%、APAC 63%)、 防犯対策用の鍵付き陳列棚 (世界 70%、APAC 67%)、セルフレジの不足 (世界 62%、APAC 56%) に不満を抱いている。
先進テクノロジーで現場スタッフをつなぐ
 小売業者は、情報へのアクセス遅延が従業員の業務を妨げ、サービスに支障をきたす可能性があることから、ショッピング体験の向上につながるテクノロジーの重要性をより強く認識している。調査によると、従業員の88% がタイムリーなサポートや情報取得に問題があると考えており、前年の82%から増加。この傾向はAPACでも同様で、それぞれ85%、76%であった。
 適切なテクノロジーを提供することはストレスを軽減し、仕事の満足度を高める。効果的なツールは仕事をより楽しくストレスの少ないものにし、顧客サービスの向上にも役立つと回答した従業員は10人中8人以上(世界 87%、APAC 84%)であった。さらに、適切なテクノロジーはタスクの迅速な完了に寄与すると考えている従業員は世界 90%、APAC 86%を占めている。
在庫最適化と在庫減少の抑制は依然として優先課題
 在庫管理の課題は、依然として買い物客の満足度および小売業者の収益性に影響を与えている。状況は改善傾向にあるものの、在庫切れや商品の場所が分からず購入予定の商品を全て手に入れることができずに退店した経験がある買い物客は、ほぼ半数を占めた(世界 2024年57%→2025年52%、APAC 2024年49%→2025年47%)。
 小売業者はこうしたギャップを認識しており、世界では経営陣の84% (APAC 85%)が、リアルタイムの在庫同期を自社の最優先課題として挙げている。実際、多くの小売業者は在庫の可視性向上と損失削減に不可欠なツールとして、今後5年間でコンピュータービジョン(世界 57%、APAC 55%)、RFID(世界およびAPAC 54%)、生成AI(世界 51%、APAC 62%)などの先進技術の導入を計画している。
ワークフロー改善による収益と収益性の向上
 在庫管理の改善は小売業者の収益にもプラスの効果をもたらす。ゼブラがオックスフォード・エコノミクスと共同で実施した「インテリジェントオペレーションの影響」調査によると、小売業者は在庫管理の優先ワークフローを改善することで、収益成長率と収益性が最大1.8ポイント向上したことが明らかになった。
 今回の調査によると、小売業界の経営陣はオンライン・実店舗での売り上げ拡大には在庫管理の改善が必要不可欠であることを認識しており、小売業者がオンライン注文からの売上拡大に最も効果的であると考える施策として、在庫プロセスの最適化が9ポイント上昇(世界 38%、APAC 36%)した。
 また、店舗の収益性向上に寄与する取り組みとしては、リアルタイムでの在庫可視化を向上させる自動化(世界 39%、APAC 36%)、店内向けデジタル広告・小売メディアネットワーク(世界 43%、APAC 42%)に次ぎ、在庫最適化(世界 38%、APAC 36%)が3位となった。ゼブラは先ごろ、小売業者が自社の小売メディアネットワークを構築し、顧客体験の向上を目指すソリューションを提供しているElo Touch Solutions社を買収している。
 ゼブラの最新ソリューションの数々は、在庫可視化、従業員の生産性、損失防止を向上させる。また、Eloのソリューションは店舗内での顧客エンゲージメントとデジタルメディア機能を拡大する。
 ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパンの古川正知社長は次のように述べている。
 「小売業界の未来でますます成功を収めるのは、インテリジェントなワークフローを通じて実店舗とデジタルを融合させた『フィジタル体験』をいち早く提供できる機動力のある企業です。AI、自動化、そして最適化されたワークフローを活用することで、小売業者は現代の買い物客が求める迅速でシームレス、かつパーソナライズされた体験を提供できるようになります。買い物客は、最先端の店舗体験を最大限に活用する権利があります。小売業者はお得な商品や希望の商品を提供するだけでなく、価値のあるつながりやストレスのない体験を提供すべきです。ゼブラはET401タブレット、WS301 ウェアラブルコンピュータ、DS82シリーズスキャナー、Android搭載Elo Iシリーズタッチコンピューター、EloPOS Z30といった先進的な小売ソリューションを通じて、信頼の構築、顧客ロイヤルティの向上、そして変化する小売環境における競争力の強化をサポートしていく所存です」
<第18回「小売業界のテクノロジー改革に関するグローバル調査」概要>
調査企画:ゼブラ・テクノロジーズ・コーポレーション
調査対象:18歳以上の買い物客、小売店従業員、小売経営陣 4,200人以上
調査地域:北米、ヨーロッパ、中南米、アジア太平洋(オーストラリア、中国、インド、日本、シンガポール、ベトナム)
調査方法:MAVRIX(米市場調査会社)が2025年5~6月、オンラインにて実施

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