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2025/9/25

【SBT】日本精工、認定取得に向けコミットメントレター提出

 日本精工(NSK)は、気候変動対策における国際的機関である「Science Based Targets initiative(SBTi)*1」に対し、CO2をはじめとした温室効果ガス(GHG)の排出量削減目標である「SBT(Science Based Targets)*2」認定の取得を目指し、コミットメントレターを提出した。
*1 持続可能な社会の実現に向けて、CDP(旧称:Carbon Disclosure Project)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体が共同で運営する国際的なイニシアティブ。企業のGHG排出削減目標が科学的根拠に基づき、パリ協定の目標に整合しているかを評価・認定する。
*2 パリ協定が求める水準と整合した、科学的根拠に基づいて企業が設定するGHG排出削減目標
 NSKは、カーボンニュートラルの実現を重要な経営課題と位置づけ、2035年度に Scope1およびScope2のCO₂排出量実質ゼロ化を目指すとともに、Scope3を含めた製品のライフサイクル全体での削減に取り組んでいる。このため、トライボロジーをはじめとするコア技術を駆使して、自社の製造段階においては燃料や電力の使用効率を高める省エネ活動や技術革新、さらには再生可能エネルギーの活用によりCO₂排出を削減するとともに、顧客に小型・軽量化や低摩擦化を実現した環境貢献型製品を提供している。
 またNSKは今夏、業界で初めて軸受とボールねじのカーボンフットプリント(CFP)算定報告書を公開し、ライフサイクル全体のCO2排出量の算定条件を明示するなど、CO2削減の取り組みについて透明性と信頼性を高めてきた。こうした取り組みも踏まえ、今回、SBT認定の取得を目指すコミットメントレターをSBTiに提出した。
 今後もNSKのカーボンニュートラル方針を基本とし、2年以内にSBT認定の取得を目指す。併せて、SBTiのアプローチに基づくGHG排出量の削減計画を策定する。
 NSKは環境課題への対応を通じた社会的価値創出に注力することで、事業の成長とカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくことを目指す。 

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