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2024/2/6

【可食インク】福井県敦賀市、北陸新幹線開業に向け「昆布切符」を限定1000枚制作

　2024年3月16日の北陸新幹線敦賀開業に向け、福井県敦賀市は、ノベルティグッズとして「昆布切符」を制作した。食べられる本物の昆布を使って、新幹線の乗車券と同等のサイズで再現。北陸新幹線沿線の長野市、さいたま市のイベントで限定1000枚配布し、敦賀への来訪を呼びかける。北陸新幹線開業の3月16日以降、昆布切符を持って敦賀を訪れ、市内公共施設などで提示すると特典が受けられる。

　有効期限は新幹線開業から1年後の2025年3月15日。また、食べる場合の賞味期限は2024年6月30日。

特産の昆布を発信

　古くから交易の拠点となってきた敦賀。江戸、明治時代には北前船で北海道から昆布が運ばれるなどして、昆布の加工技術が発達した。特産「おぼろ昆布」の全国シェアは80％を超えている。こうした敦賀の歴史・食文化を新幹線開業と併せてPRするツールとして昆布切符を企画し、1000枚制作した。

　昆布は北海道産真昆布を使用し、可食インクで印字。実際に食べたり出汁をとったりすることもできる。サイズは新幹線の切符と同等の縦5.7センチ、幅8.5センチ。「580KM区間」との表示は、北陸新幹線の敦賀駅ー東京駅間の距離を示す。

昆布切符提示で特典

　昆布切符を敦賀市の公共施設で提示すると、「人道の港敦賀ムゼウム」「敦賀赤レンガ倉庫」「ちえなみき」などでオリジナルグッズのプレゼント、「キッズパークつるが」などで入館料割引といった特典が受けられる。市内商店街の店舗でも特典を準備中で、キャンペーンサイト「つるが、発信！」で順次公開する。

長野、さいたまで限定配布

　配布するイベントは、2月9、10日が長野市の「長野灯明まつり・善光寺表参道イルミネーションプロジェクションマッピング」、2月12日がさいたま市の「さいたまマラソン」。会場に設ける敦賀PRブースで、おぼろ昆布とセットにして配布。3日間で計1000枚限定。

　長野灯明まつりは、善光寺表参道沿いの「セントラルスクゥエア」にPRブース「つるが屋」を出展し、ガラポン抽選や「おぼろ昆布」でとる出汁の振る舞いなどを行う。 

　さいたまマラソンでは、さいたまスーパーアリーナでのブース出展のほか、敦賀市民ランナー5人がフルマラソンに出走し、全国から参加するランナーと交流しながら敦賀の魅力を伝える。

　詳しくは キャンペーンサイト「つるが、発信！」を。

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