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2025/5/22
【高機能性液】きもと、フィルムレスで機能付与可能な「高機能性液」の製造・販売を開始
きもとは、70年以上にわたり培ってきた機能性フィルム製造のノウハウを活かし、フィルムを使用せず、必要な機能を直接対象物に付与できる液材料「高機能性液」の製造・販売を開始した。
従来、同社では光学性能や表面制御などの機能を持つ機能性フィルムを販売していたが、今回提供する「高機能性液」は、これまで同社製品に塗布してきた液とは異なる、完全に用途別に設計された専用液。顧客のニーズに合わせて開発・調整を行うことで、対象物に直接塗布して機能を付与できる新たな選択肢を提供する。
■ なぜ「高機能性液」なのか──環境配慮とフィルムレスへの転換
近年、製造業を中心に環境配慮・脱プラスチックの取り組みが加速しており、「必要な機能だけを無駄なく付与したい」というニーズが高まってる。
従来、同社の製品では主にPETフィルムを基材として使用していたが、環境負荷の低減を目指し、PETを使用しない高付加価値製品の提供を可能にする液ビジネスの展開を開始した。
この取り組みにより、フィルムを使わずに機能を付与する新たな選択肢を顧客に提供するとともに、環境に配慮した持続可能な製品開発の推進および新たな市場の創出を図っていく。
■ 製品の特長
対象物に直接塗布することでフィルムレスな機能付与が可能
・環境配慮型:廃棄物や材料使用量を削減し、サステナブルな製造を実現
・顧客ニーズに対応:用途に応じた性能(遮光、粘着、ハードコート、光学制御など)を個別設計
・開発伴走支援:開発、試作から塗布提案まで、当社が一貫してサポート
■ KIMOTOの生産体制

■ 今後の取り組みと展望
本製品は、同社が2025年5月に発表した中期経営計画において、環境を意識した高付加価値製品の1つとして位置付けられており、今後の成長分野として重点的に展開していく。
「高機能性液」は、フィルムを使わずに機能を付与できる製造方法として、廃棄物削減やプロセスの自由度向上を実現する選択肢。製造業における環境対応と技術革新の両立に貢献し、顧客とともに次世代の製造プロセスを築いていく。
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