DVコーター(バキューム式スロットダイ、DVスロットダイ塗工装置)

DVコーター

高品質塗工を安定的に提供するためには、給液システムから塗工ヘッドの間での溶媒揮発を抑止する「密閉系」の塗工方式が絶対条件となります。その回答として、ヒラノテクシードでは、塗工膜厚・樹脂特性・基材特性に合わせてさまざまな「ダイ塗工方式」を提案しています。その中で、特に超薄膜塗工に適した塗工方式が、「DVコーター」です。
リップコーターに代表される、シェア塗工方式は、ダイリップとバックアップロール間で形成される「塗工ギャップ」が塗膜形成に重要な役割を示します。近年のウェット塗工厚み10μm以下の超薄膜塗工おいて、シェア塗工方式では機械精度の影響により、たった1μmのロール振れでさえも膜厚分布に大きな悪影響を与えることになります。ウェット膜厚の10倍以上の塗工ギャップでの塗工が可能なDVコーターでは、機械精度以上の高精度塗工に対応できます。幅広い塗工厚みや粘度への対応、接液部における高シェアで問題となる樹脂塗工などを可能とした塗工方式です。

<特徴>
(1)塗工範囲:3〜200μm(Wet)の広範囲における塗工が可能。(2)塗工ギャップ(スロットダイと塗工基材間):塗工厚(Wet)の数〜数十倍のギャップによる塗工システムであるため、基材厚み変動、異物、塵等による塗工面への外乱影響を軽減。(3)粘度範囲:1〜10,000MPa・sの範囲まで対応可能。(4)塗工速度:低速〜高速までの速度範囲が可能。
<仕様・用途>
ロール幅:最大幅2,500mm
機械速度:最大速度200m/min
光学機能性フィルム、感光フィルム、マスキングフィルム、粘着剤塗工、電子材料


問い合わせ先:
〒636-0051  奈良県北葛城郡河合町川合101-1
TEL.0745-57-0685  FAX.0745-57-1075
Email:
URL:http://www.hirano-tec.co.jp/

営業所等:
東京支店
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町一丁目16番地 ヒューリック神田ビル3F
TEL.03-5289-8834 FAX.03-3251-7999

営業品目:
各種コーター、ラミネーター、含浸機、乾燥機

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